今日、キングコング西野さんが「芸人」とは何か?についてVoicyで語っているのを聴いた。
これを聴いて少々思ったことがあったので私なりの意見を記載しておく。
当該のVoicyはこちら ⇒ 西野亮廣エンタメ研究所 – キングコング西野 【第10回】「芸人」とは何か?
「芸人」とは何か? キングコング西野のVoicyを聴いて考えたこと
西野さんの意見の概要
西野さんの意見を簡単にまとめるとこうだ。
- 「芸人」とは「姿勢」である。
- 漫才やコントやひな壇をやるという「職業」を表すものではない。
- ふつうの人とは違ったことをやる姿勢を持った人間のことを「芸人」という。
- 世間がそういう意味での「芸人」をようやく認め始めた。
- 職業としての芸人をやっていたら食いっぱぐれる。
- 俺は世界一の「芸人」になる。
思想としては納得なのだけれど…
西野さんの言う「芸人」の姿勢を持った人間こそが面白いということ。
世間の求めるものが、「職業としての芸人」から「姿勢としての芸人」に変わってきていること。
この部分は間違いないと思う。
まさに、そういう人が勝つ世の中になっていくのだろう。
ただ、西野さんのいう「姿勢としての芸人」= 「ふつうの人と違ったことをする人 」のことを「芸人」という言葉で表現しようというのは少し無理があるような気がする。
むしろ、「姿勢としての芸人」を推していくのなら、「姿勢としての芸人」を表現する新しい言葉を作るべきだと思う。
西野さんのいう「姿勢としての芸人」を「芸人」であると定義するのであれば、ホリエモンや箕輪厚介さんも「芸人」であるということになってしまう。
今でいうと、青汁王子や立花さんなんかは、この定義でいったら芸人中の芸人になるよね。
しかし、ホリエモンを「芸人」と呼ぶのはしっくり来ないし、ホリエモンを「芸人」と呼ぶ時代が来るとは考えにくい。
現状の「芸人」の定義としては、「少なくとも初期のころは漫才やコントなどをやっていた、芸能事務所などに所属している人」といった感じだろうか。
別に現在進行形で漫才やコントをやっていなくても西野さんや中田敦彦さんのことは「芸人」と呼ぶので。(ENGEIグランドスラムでやってたけど)
司会者とかのポジションしかやらなくなったような芸人さんなんかでも、今やってることはSMAPの中居くんや坂上忍と同じでも、元々漫才やコントをやっていて人かどうかで、ハッキリと芸人と呼ぶかアイドルと呼ぶかタレントと呼ぶかが別れている。
これもすごく不思議な話ではあるんだけど、この「芸人」という言葉の定義は、まぁこれはこれで置いといてもいいんじゃないかとは思う。
姿勢としての芸人を表す言葉
「姿勢としての芸人」を表す いい言葉、ないんですかねぇ。
音楽でいう”ロック”だっていうのはすごくしっくり来たけど。
かといって、ロックンローラーは絶対違うし、芸人2.0も違うし、まぁ難しい。。
たぶん、「姿勢としての芸人」を表す、カッコよくて、しっくりくる言葉が生まれたら、それを名乗る人がどんどん現れるんじゃないかなぁ。
結局、良い言葉で表現されるかどうかっていうのが、その概念をバズらせたり昇華させていく要因になりがちだしね。
そんなことを思った今日でした。