今週のがっちゃんの英語講座のお時間。
今回は前置詞ONとOFFとINについての解説。
自分への備忘と復習も兼ねて、要点をまとめておく。
本編はこちら
英語における前置詞の重要性
前置詞がいかに重要か。
英語圏では日常で前置詞にとにかくたくさん遭遇する。
がっちゃんいわく、前置詞の存在感は英語の80%
しかし、日本などの非・英語圏の英語教育においては、前置詞がないがしろにされがちな現実がある。
日本には前置詞という概念自体が存在しないため、ある意味仕方のないことなのかもしれないが、前置詞のイメージを知らずにイディオムをひとつひとつ覚えようとするのはあまりに非効率である。
前置詞とはイメージである
前置詞とはイメージを表すものと捉える必要がある。
このイメージを理解するとどういう良いことがあるのか。
日本語に存在する概念で例えると、漢字の意味を理解していると、知らない難しい単語でもなんとなく意味がわかってしまう感覚に似ている。
ふむふむ前置詞を味方にすると、ずいぶんと便利そうだ。
接触の前置詞 ON
「上に」と習ってしまったり
「スイッチONOFF」がやたらと定着しているせいで
誤ったイメージがつきがちなON。
しかし、実際のイメージはこうだ。
「くっついている」
誤っておぼえがちな「上に」というのは、ONの持っている様々な意味のごく一部でしかない。
「くっついている」の中でも「上にくっついている」ケースもあるというだけで、本当は横でも下でも裏でもくっついてればON。
さらに、この「くっついている」というのは、物理的にくっついていることを表すだけではなく、時空間にくっついているという意味でもONが使われる。
時間にONというのは
時間にくっついている → ずっと
という意味合いになる
たとえば
on and on → ずっとずっと
from now on → 今から、ずっと
こういったイディオムも、ONのイメージさえ知っていれば、丸暗記せずともイメージから推測できるようになる。
スイッチONだって、
電流に回線がくっつくことで電気がつくから ON
という意味なのである。
分離の前置詞 OFF
ONの反対の概念、つまり分離を表す前置詞がOFFである。
イメージはこう。
電気をOFFにするは
電流が回線から離れるからOFFを使う。
もちろんONと同様にOFFも、物質だけでなく時空間すべてに使える。
だから
on and off → ときどき
という意味になる。
時間にくっついたり離れたり、くっついたり離れたり ということだ。
囲いの前置詞 IN
そして、INは囲いのイメージだ。
もちろん、INも時空間に対しても使われる。
時間ぴったりを表すのが ON TIME なのに対して、
IN TIME は範囲内を表す意味合いで使われる。
IN vs ON
IN と ON の違いでよくごっちゃになるのが、
何故、タクシーは Get in the taxi で、
バスは Get on the bus なのかという問題。
これもイメージで解決できる。
タクシーに乗っているイメージは、車という箱の中に座っているイメージ
バスは、手すりとかにつかまってバスに接触しているイメージ
という違いだ。
自転車やバイクも手をハンドルに接触しているイメージだからGet on やRide on が使われる。
ちなみに、タクシーでONを使うと
こんなイメージになっちゃうらしい。
ふむふむ。
服飾でも似た問題がある。
コートや靴はONで、
セーターはIN。
これもセーターは身体がすっぽり囲われているイメージ、コートは囲われてるというよりは身体の一部が接触しているイメージだからということだ。
まとめ
このような前置詞のイメージを知ったうえで、日常の中で「こういう風に使われているのか」と気づいていけば、前置詞のイメージがより確実なものになり、自然と身についていくはずだ。
そして、オンラインゲームとかでは、on,in,off 使えばだいたいの意思疎通ができてしまうという話があるらしく、その具体例については、Vimeoで紹介してくれるそうだ。
前置詞をイメージでとらえるということ。
ONは接触とかは元々聞いたことがあったが、このイメージがそこまで重要だとは認識していなかった。
新しく出会うイディオムも意味が推測できるようになれば、英語がめちゃめちゃ楽になるだろうなというのは容易に想像できる。
今回もとても素敵な動画でした。
ありがとうございました。
以上。