ホリエモンこと堀江貴文氏の『ハッタリの流儀/ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』を読んだので、今日はその感想・書評です。
ででん!
とりあえず、この表紙は意味はまじでわからんかった(笑)
内容としては、よくない言葉でいってしまうと、ホリエモンや箕輪さんが普段から様々な場所で語っていることと同じようなことが書かれている。
しかし、もう少し正確にいうと、本質的には彼らがいつも言っていることと同じではあるのだけど、それらを改めて『ハッタリ』という札をつけて串刺しして整理した、という感じ。
札のつけ方、整理の仕方が、さすがの箕輪さんのセンスであり、それを楽しむという意味では十分に面白い。
エッセンス3行まとめ
ハッタリの流儀、3行で書評を書くなら、
- とにかくまずはできるとハッタリをかませ!帳尻はあとで合わせろ!その間に成長する!
- 「面白い」を軸にしてとにかく遊べ!なんでもガンガン飛びつけ!
- 周りを気にするな!失敗もネタにしろ!
だいたいこんな感じ。
分量自体も少なめで、2時間程度で読めました。
価格自由という新たな試み
さて、冒頭にも書いたがこのハッタリの流儀は、基本的に本質的な内容としてはそこまで真新しいことが書いてあるわけではない。
しかし、最後に価格自由というなかなかぶっ飛んだ企画がついている。
価格自由とは、「この本の価格を読者が自由に決められる」というもの。
巻末に↓のようなページがあり、
サイトに飛ぶと、クラウドファンディングのリターンのようなページがある。
実際のページはこちら
そう、要は「読者がハッタリの流儀に定価以上の価値があると感じたら、その分だけココに課金してね」ということだ。
この課金額の設定が相当にぶっ飛んでいて、なんと最高額は2000万円。
そのリターンは「ホリエモンが一緒に会社を立ち上げてくれる」しかも、アイデアがなかったらホリエモンが一緒い考えてくれるという驚愕の内容である。
現在(2019/07/23)時点で1億1千万以上集まっていて、普通にすごすぎたw。
個人的には元値の1400円自体、わりと投げ銭のつもりで払ってたつもりだったけど、
5000円とかの程よい価格帯のやつも、課金すると名前を載せられて、そこに自分のサイトやツイッターのリンクを張っている人もいた。
要は、5000円課金すればリターンで売名できるということだ。
これもちょうどイイ感じにインフルエンサーあたりが惹かれる内容で、うまいと思った。
まぁただ正直これ、本の価格自由というラベルが張られているけど、実際にはリターンがデカいから、本の価値に払っているのかどうかはよくわからんよな。
それにこのリターンの内容がこれほどまでに価値を生み出す理由って、ハッタリの流儀の価値というよりは、堀江貴文の価値だしね。
「一緒にゴルフに行く券」とか、「Twitterでイイねを一回くれる権利」なんていうものが余裕でウン十万で売れるって、ホントに堀江貴文の価値はものすごいことになってるよね。
これ誰の本だっけ?
最近はもっぱらキンコン西野君の『新世界』でいうところの右上の人(堀江貴文、ニシノアキヒロ、箕輪厚介…)の出ている動画やら書籍やらをたくさん見ていて、このメンバーたちはだいたいこの本に書いてあるようなことを言いまくっているので、読んでいる途中でこれがホリエモンの本だということを忘れるという現象が起きる;;
そもそもこの『ハッタリの流儀』の概念って、『死ぬこと以外かすり傷』で箕輪さんが言っている、「やりたい・行きたい」をやめて「やります・行きます」ということにしたっていうやつと、ほぼ、いや全くと言っていいくらいイコールなんだよね。
そういう事情もあって、どちらかというと箕輪さんの本を読んでいる気分ではあった。(笑)
何を吸収するか
まとめは3行で書いたが、改めて個人的にハッタリの流儀から吸収したいことをまとめておく。
やりながら学べ
これは本業でも昔から実感を得てはいるが、本当にそう。
アウトプットに向かって学ぶと、ただ机上で学ぶ場合の5000倍は早く吸収できる。
プライドを捨てろ
わかっていてもなかなかできないのがこれ。
無意識にどうでもいいプライドを気にしてしまうんだよね。
ボケろ、挑戦しろ。過程をさらせ。
ノリで動け
ノリが悪くて、大した意味もなく躊躇することでどれだけのチャンスを失っているか。
「ノリよく飛びつくこと自体への場慣れ」。早くこの状態になれるようにしたい。
まとめ
真新しい内容はそこまでないので、必需品レベルではないですが、サクっと読んでモチベあげるにはイイ感じ。
要はノリで買ってみるには十分面白みのある本です!
ノリは大事!!