ポケモン剣盾のランクバトルシリーズ6のレギュレーションに禁止ポケモン制度が追加され「遊戯王かよ!!」と話題となっている。
本記事では、シリーズ6のレギュレーションの具体的な内容と、新制度に対する意見、そしてそれを踏まえた新シーズンの対策について考察していくことにする。
ミミッキュ・エースバーンが禁止ポケモンに!シリーズ6のレギュレーションがやばい
ポケモン剣盾ランクバトルシリーズ6のレギュレーション概要
期間:シリーズ6 (9月~10月)
使用可能なポケモン:ガラル図鑑No.001~No.397, ヨロイ図鑑No.001~No.210, モクロー・フスクロー・ジュナイパー・ニャビー・ニャヒート・アシマリ・オシャマリ・アシレーヌ・コバルオン・テラキオン・ビリジオン
使用できないポケモン:
– 伝説ポケモン(ザシアン・ザマゼンタ・ムゲンダイナ・ザルード)
– シーズン8でランキング上位10位のポケモン
キョダイマックス:参加可能な全てのキョダイマックスポケモンが使用可能
使用可能などうぐ:複数のポケモンに同じどうぐは使用不可
対戦時間:
・総合時間:20分
・待ち時間:7分
・ポケモンを選ぶ時間:90秒
・1ターンの選択時間:45秒
禁止ポケモン一覧
今回禁止となったポケモンは以下の16種類である。
- フシギバナ
- ギャラドス
- ポリゴン2
- バンギラス
- コータス
- カバルドン
- ジバコイル
- トゲキッス
- ドリュウズ
- エルフーン
- ガオガエン
- ミミッキュ
- ゴリランダー
- エースバーン
- イエッサン
- ドラパルト
上位から選出されているのであたりまえではあるが、環境トップのポケモンたちが完全にいなくなることになる。
ただ、上位10位といいつつ、シングルとダブル双方で上位のポケモンが除外されているらしく、どちらか一方のみで上位のポケモンまでも両方で使えなくなるのはおかしいというか雑すぎる。
禁止ポケモン制度に対する意見
夢特性御三家、鎧の孤島以降の環境では、エースバーン、ゴリランダー、ポリゴン2あたりが強すぎて、これらのポケモン or これらのポケモンに対抗できるポケモンという構成でしか戦えない環境になっていたことは確かである。
これらの鉄強ポケが嫌いで仕方がない人々は嬉しさもあるようだが、禁止という対応はどうなのだろうか。
期間限定で禁止をしたところで、
- エースバーンらの対策を無視できるといっても、2か月後にはまた対策をしなければならない
- シリーズ6環境のために新たなポケモンを育成しなおす必要があるが、それらのポケモンはレギュレーションが戻ればまた第一線では活躍できなくなってしまう
これは重大な欠陥だと思う。
これだけ多くのメインで使われてきたポケモンが禁止となると、パーティまるごと作り直す必要がある人も多いだろう。
それが2か月しかまともに使えないことが決まっているとなると育成のモチベーションが持ちにくい。
また、特定のポケモンを禁止するという方法は、実は全体のバランスが調整されるわけではない。
つまり、新環境ではまた別の鉄強ポケモンが現れてしまうだけで、その猛威は今環境以上になる可能性すらあるということだ。
また、禁止という方法は、元々ランクバトルで強いから使っているわけでなく、そのポケモンが好きで使っていた人までもが使えなくなってしまうという問題も孕んでいることを忘れないでほしい。
エースバーンのリベロという特性をやりすぎてしまったなら、素直にリベロを弱体化させるなり、リベロだけ禁止にするなり、他にもやりようはあっただろう。
今回の禁止ポケモンというやり方に対して、ランクバトルのプレイヤーたちがどういった反応をみせるのか楽しみなところではある。
ランクバトルシリーズ6の対策
基本的には鎧の孤島以前の環境に少し近づいたようなものになるだろう。
エースバーンやゴリランダーのせいで出しづらかったポケモンたちが活躍するようになる。
注目されているのは、
- パッチラゴン
- ラプラス
- カビゴン
- ヒヒダルマ
といったあたり、そしてギリギリ禁止を逃れたウーラオス
エースバーン、ゴリランダーに加えてミミッキュ、ドラパルトまでもいなくなることによって、先制技を使える強ポケがこぞって消える。
これによって積み全抜きを狙えるポケモンに注目が集まりそうだ。
- パルシェン
- オノノクス
といったあたりが気になる。
また、禁止ポケモンの代わりに先制技を打つ要因として
- マリルリ
- ハッサム
なども使用率が高まりそうだ。
まとめ
シリーズ6で新たに登場した、禁止ポケモンという制度、あまり喜ばしいものでもないが、決まったしまったものは仕方がない。
この機会に今まで日の当たらなかったポケモンたちに注目して活躍させてみてはいかがだろうか。